奄美群島・加計呂麻島に住んでいる絵描きのブログです。
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引っ越します。
 大変長らく放置状態だった当ブログですが、本日を持ちまして新ブログに引っ越しすることになりました。新ブログのアドレスはhttp://blog.iperuipe.jpです。更新の作業が楽になるので、今後はもうちょっと頻繁に更新できるようになると思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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人生初キャンプ

普段の生活が半ばアウトドア状態であるためアウトドア好きと思われがちな私ですが、実際は根っからのインドア派です。そんな私がついに行ってまいりました、人生初キャンプの様子をレポートしたいと思います!


古仁屋から西へ15分ほど車を走らせ、出発地点となる油井集落へ到着。キャンプ道具をカヤックに積み込み、いざ出艇。


海はべた凪、空は程よく雲が出ていて、絶好のカヤック日和です。引率はシーカヤックガイド歴16年、海辺のさんぽ社の大雅隊長!


まずは潮早の岬という所に上陸して、軽くシュノーケリング。お魚だらけ。


ひとしきりシュノーケリングを楽しんだあとは再びカヤックに乗って、今回のキャンプ地サキノメ海岸へ。


しばし休憩した後、さっそく薪を集めて調理開始。キャンプしたこと無いくせに薪調理だけは毎日のようにやっている私は、焚き火係を担当。


夕日を眺めながらのビール、ディスイズ最高です。


そうこうしてるうちに料理も出来上がり、お酒が進みます。ダッチオーブンでじっくり2時間加熱したチキンソテーは、ホロッホロのウマウマでございました。大雅隊長によるスペイン仕込みのパエリアも、噂通り大変美味でございました。


いい感じに酔っぱらって就寝。翌朝目が覚めると辺りは霧に包まれ、なんとも幻想的な雰囲気になっておりました。


美味しいフレンチトーストと挽きたてコーヒーの素敵な朝食を済ませ、後片付けをしたら出艇。


帰りには漫画に出てきそうな小さな無人島に立ち寄り、シュノーケリング。この島の周りは辺り一面にびっしり枝珊瑚が生えていて、まるで海の中に森があるような、不思議な光景でした。もちろん魚もわんさか。


島の中心にある小高い岩山に登ったら、この眺めの良さ。いいなあ、こんな島がウチの近所にあったらしょっちゅう遊びに行くのに。


最後は大雅さんの家で片付けを少しお手伝いして、嘉鉄の浜でビールで乾杯。いや〜楽しかった。奄美大島南部、大島海峡でのカヤックツアーをお探しの方、海辺のさんぽ社オススメですよ!ではまた〜。



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ウッドデッキ作成

ブログの更新がすっかり月1ペースで落ち着いてしまった今日この頃ですが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。


さてこの1ヶ月、私が何をしていたかといいますと、まあ基本的には毎日家にこもって絵を描いてたんですけど、その合間を縫ってですね、いわゆる「ウッドデッキ」というものを作っておりました。


なぜ今ウッドデッキなのか。それにはいくつかの理由があるのですが、一番の理由は「木工作業を行なうためのスペースが欲しい」というものです。前回の記事に書いた通り、私は旧宅跡地にアトリエ小屋の建設を目論んでいるのですが、現場には電気が通っておりませんので、丸ノコ等の電動工具を使う作業はあらかじめ自宅で済ませておかなければいけません。しかしそれなりの精度を出したいとなると今までのように庭でやるのでは難しいですし、かと言って4M級の角材を家の中に入れて加工するのも無理があります。そこで思い立ったのがウッドデッキ作成というわけです。「良い絵を描きたい→そのためにアトリエが欲しい→そのための作業場が必要→ウッドデッキ作成」つまり何が言いたいかというと、「べ、別に趣味で作ってるんじゃないんだからねっ!これだって仕事のうちなんだから!!」ということです。


さて長い言い訳が済んだところでウッドデッキの制作過程です。ウッドデッキの自作を考えている方に参考にしていただけるよう、ちょっと詳しく書いてみます。DIYや日曜大工に興味の無い方は読んでも面白くないと思うので飛ばして下さい。


まず基礎を置く場所を少し掘り、砂利を入れて突き固めます。ここにピンコロ石を置いて半分くらいまで埋め戻したものを基礎としました。基礎の上に仮の束柱を立て、土台の水平を取って仮留めします。奥の方は家の柱に横からビス留め(あとで両端と真ん中には一応受けを入れました)。土台には根太を入れるための欠き加工がしてあります。


大引きを省略したかったので、根太にも半割(90×45mm)を使用。相欠きにして土台の溝にはめていきます。


根太が入ったら柱を立てて桁を乗せ、梁を入れます。柱と根太が全部固定されたところで、いよいよ床板貼り。床板には厚さ15mmの杉板を使いました。年季の入った風合いになっているのは旧宅のウッドデッキで使ったものを再利用しているためです。


床を貼り終わったら次は屋根です。桁に垂木を渡し、桟を打ちます。台風常襲地なので、桟のピッチは350mmとやや短めにしました。


で、ここにポリカ波板を貼れば出来上がり。ポリカ波板の切断にはこちらのブログhttp://ecoecomakistove.blog119.fc2.com/blog-entry-946.htmlで紹介されていた「丸ノコの刃を裏返しにして切る」という方法を試してみました。超裏技とのことですが、これ凄く良いです。8枚まとめて切断したけど問題無く切れました。


そして完成したのがこちら!雨が降っても部屋の中に吹き込んでこないので快適です。もっと早く作れば良かった。


反対側から見るとこんな。ここは2辺を壁に囲まれていて、向かい側には納屋が建ってますし、もう一方は林になってるので、台風が来てもそんなに風が当たりません。


一人掛けのソファを置いたら超まったりスペースになりました。最高です。ここで本でも読みながら一日中ぼけーっとしていたいです。


ご覧の通り、楽太郎もすっかり気に入った様子。


というわけでウッドデッキは最高です。皆さんも作りましょう。あとウッドデッキ作って思ったんですが、これで柱に板打ち付けて壁を作ったら、もう小屋じゃないですか。てことは小屋も意外と簡単に作れるんじゃないかなと思いました。皆さんも作りましょう。自分で作った小屋に好きな物並べて、好きなことして過ごしたら、きっと最高ですよ。



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トイレ小屋完成

ブログ、相変わらず放置状態ですみません。更新をサボってる間に梅雨も明け、加計呂麻島には今年一発目の台風がやってまいりました。


さて台風が来る前にやっておきたかったのが、アトリエのトイレ小屋作り。というのも、アトリエの建設予定地である旧宅のトイレが、ご覧の通り完全にむき出しの状態でして。今まではとりあえずトタンだけ被せて雨をしのいでいたのですが、台風が来たらそんなもの確実に飛ばされてしまいます。というわけで、一発目の台風が来る前にトイレの小屋を作らねばと思っていたのです。


やらなきゃなーと思いつつもなかなか腰が上がらず、台風8号発生のニュースを聞いて慌てて作業開始。何となくのイメージで描いていたスケッチ的なものを、まずは現場の実寸を計って図面に起こします。図面と言っても専用のソフトも無いし結構いい加減なものですけど、どこをどう組んでいくか具体的に考えて、必要な部材の長さ等を決めていきます。


それに合わせて木材を切っていきます。旧宅跡地には電源が無く、電動工具が使えませんので、現物合わせが必要なところ以外は出来るだけ自宅で切り出しを済ませ、組み立てられる部分は組み立てておきます。これは左右の壁の枠組み。


で、それらを現場に持って行って、えいやと組み上げます。図面上でいくら正確な数値を出してみても、いざ組み上げてみるとあっちがズレたりこっちがはみ出たりというのがどうしても出てくるものです。そういうのをちょこちょこ修正したり適当にごまかしたりしつつ、作業を進めていきます。


台風に備えて、補強も多めに入れてますよ。


これに屋根をつけて、


壁をつけて、


扉をつけて、完成!…と、写真で見るとパパッと作ったみたいに見えますけど、実際はまる3日かかりました。完成時にはもうヘロヘロでございます。3日間炎天下で大工仕事したら4キロ痩せましたよ。ダイエットでお悩みの方はトイレ作るといいと思います。


あとですね、今回、台風が来る前にトイレの小屋を作るって言ったら、全国各地の友人知人から「今年はトイレ飛ばすんだね!期待してるよ!」という心温まるメッセージを多数いただいたんですけど、皆ちょっと一回考えてみよ?「今年はトイレ飛ばす」って日本語としておかしいでしょ? そんな趣味この世の中に存在し得ないよね?


本日18時の時点でそれなりに台風らしい風になってきていますが、ご覧の通り!微動だにしていません(当たり前だ)! 今年はトイレも自宅も一切飛びませんので、変な期待を寄せるのはやめて下さい!以上!



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旧宅解体

一昨年の台風で屋根が飛び住めなくなってしまった旧宅が、ついに取り壊されることになり、私もお手伝いさせていただきました。


ユンボでどかーんと壊すのかなと思ったら、なんと完全人力。手ノコ、ハンマー、バールの三種の神器を使い、男6人、二日がかりで挑みました。


結構シロアリにやられてるし四隅の柱を切ってロープで引っ張ったら倒れるんじゃないか、ということでやってみましたが…ビクともしません。片側全部の柱を切って車で引っ張っても、ちょっと傾いたくらいで、倒れる気配はありません。一気にバターンと倒すのは無理だということで、端っこからちょっとずつ壊していく作戦に変更。


しかし、ここからがまた大変で。柱なんかも、ハンマーで叩けば抜けるかと思って思い切り叩いたら、全然抜けない。「?」と思ってよく見ると、全ての接合箇所がボルトで固定されてるか、最低でもほぞ組みしたあと横から釘で2本留め。壁板の留め方やひさし等の接合なんかも、ものすごくガッチリしていてちょっとやそっとでは外れません…。


それもそのはず、この家の元の家主は大工さんだったそうで、施行も自ら手がけ、相当念入りに作られたようです。台風で屋根が飛んだのは、空家になってシロアリが屋根裏に回り桟木がスカスカになっていた為で、家の構造自体は非常に頑丈なのでした。


予想以上に手強い家に苦戦しながらも、「きっと天国から、俺の作った家勝手に壊すなやーっち言っとんじゃやー」などと笑いながら、楽しく作業。一日目は半分ほど解体したところで終了。


体力の無い私は二日目の作業開始の時点ですでにヘロヘロ、途中写真を撮る余裕もありませんでしたが、昼頃にはなんとかここまで進みました。あとは床を剥がして、回りを片付けて、燃やせるものは燃やして…。ようやくゴールが見えてきた!


午後3時、ついに解体完了!!皆で記念写真を撮り、ビールで乾杯しました。このときのビールのウマさと言ったらもう。


コンクリの基礎と土台は残しておいてもらいました。この土台の上に小屋を建て、アトリエとして使用させてもらう予定です。すぐには取りかかれなさそうですが、今年中にはなんとかしたいなーと思っておりますので、そちらもお楽しみに!

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